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九州国際大付属高【佐倉侠史朗】wikiプロフィール
2021年の秋季九州大会で優勝を飾った強豪、九州国際大付属の4番を務めるのが佐倉侠史朗選手です。
この記事では佐倉侠史朗選手のwikiプロフィールを紹介していきます。
- 名前
- 佐倉 侠史朗
- 読み方
- さくら きょうしろう
- 生年月日
- 2005年11月3日生
- 出身地
- 福岡県久留米市
- 出身小中学校
- 宮ノ陣小学校/宮ノ陣中学校
- 所属クラブ
- 球道ベースボールクラブ
- 身長/体重
- 182cm/104kg
- 投/打
- 右投/左打
- ポジション
- ファースト
出身小中学校や所属クラブ
佐倉侠史朗選手の出身小学校は久留米市立宮ノ陣小学校です。
宮ノ陣小学校から九州国際大付属までは下道で約80kmで車で1時間40分。有料道路を使うと距離にして約95kmで時間は約1時間15分です。
九州国際大付属高校には男子のスポーツ部員が生活できる橘寮があるので、佐倉選手も安心して野球生活に打ち込めます。
佐倉侠史朗選手の出身中学校は久留米市立宮ノ陣中学校です。
宮ノ陣小学校までの距離は350mと非常に近くです。佐倉選手の実家も宮ノ陣中学校の付近であることが濃厚です。
中学時代の所属クラブは球道ベースボールクラブです。
過去には西武ライオンズの高木渉選手も所属していた九州の強豪クラブです。
佐倉選手自身も中学2年時には全日本中学野球選手権ジャイアンツカップに出場した経歴があり、すでにエリート街道を歩んでいました。
福岡県の有望株が全国を代表する九州国際大付属高校に進学するのは自然な流れだったと言えるでしょう。
佐倉侠史朗の身長や体重は規格外!
公表されている佐倉侠史朗選手の身長は183cm、体重は106kgと長距離バッター向きの体型です。
体型の近いプロ野球選手をピックアップしました。
名前 | 身長 | 体重 |
---|---|---|
中村 剛也 | 175cm | 102kg |
中田 翔 | 184cm | 112kg |
山川 穂高 | 176cm | 103kg |
杉本 裕太郎 | 190cm | 104kg |
村上 宗隆 | 188cm | 97kg |
佐倉 侠史朗 | 183cm | 106kg |
プロ野球選手といえど体重が100kgを超える選手は限られています。佐倉選手と体型が近い選手を上記で挙げましたが、全選手がホームラン王か打点王、どちらかのタイトルを獲得しています。
佐倉侠史朗選手の体型を考慮すると今後は長距離バッターとしてスケールの大きな選手に育つ可能性が高いでしょう。
ホームランバッターの育成は簡単ではありませんが、九州の強豪校で1年世から4番を張る佐倉侠史朗選手には大きな期待を寄せてしまいます。
独特なフォームの理由
佐倉侠史朗選手は映像や画像からも分かる通りフォームが独特です。
フォームが独特な理由を本人は以下のように語っています。
夏の大会で2~3打席立たせてもらって、結果が出なかったんです。そのあとに、監督やコーチと話し合って、低く構えて目線をぶらさず、重心が前に突っ込まないように気をつけると、あのフォームにたどり着きました。
佐倉選手は夏の大会ではベンチ入りはしていたものの代打での出場のみで、結果も2打数無安打と結果が残すことが出来ませんでした。
そういった悔しさをバネに試行錯誤する向上心が今の佐倉選手の活躍に繋がっています。夏以降の大会にも結果が表れています。
- 秋季福岡大会2021
- 25打数11安打2本塁打
- 打率.440
- 秋季九州大会2021
- 14打数5安打2本塁打
- 打率.357
- 秋季神宮大会2021
- 9打数3安打1本塁打
- 打率.333
- 選抜高校野球大会2022
- 11打数4安打
- 打率.364
全ての大会で打率3割超えと夏から大きく成長しています。優秀な選手は失敗をバネにして試行錯誤してしっかり結果を残します。
佐倉選手も失敗を糧にして現在の独特なフォームに辿り着きました。佐倉選手は壁にぶち当たっても乗り越えるだけの力があることを証明しています。
九州国際大付属の楠城監督も佐倉選手を絶賛しています。
最近、ようやく4番の自覚が出てきた。パワーだけでは、誰にも負けない。
場外まで運ぶから大したパワーだ。
独特なフォームを一緒に試行錯誤して佐倉選手に結果を出させるあたりに監督力を感じます。
フォームの正解は選手によって大きく異なるので、佐倉選手の大胆な構えは監督と佐倉選手の努力の賜物と言えそうです。
佐倉侠史朗の憧れの選手は?
佐倉侠史朗選手の憧れのプロ野球選手はヤクルトの村上選手と西武の森選手です。
先ほど紹介した独特なフォームも村上選手と森選手を参考にしたみたいです。
実際に佐倉選手も二人への憧れを語っています。
西武の森選手とヤクルトの村上選手にあこがれてます。自分も同じくフルスイングしていきたい。
まずは佐倉選手と村上選手、森選手のフォームを比較してみましょう。
まずは森選手です。
佐倉侠史朗選手の構えは非常に独特なので他選手との比較が難しいです。
森選手との共通点はどっしりした下半身が共通です。
佐倉選手はより足を大きく開いたどっしりした構えですが、ここまで大胆な構えを採用するあたりに常識に捉われない柔軟性が伺えます。
続いては佐倉侠史朗選手と村上選手です。
見た目で似たような部分はありませんが、リラックスして打席に立っている点は共通しています。
村上選手はホームラン王を獲得するなど実績が十分なので打席でも余裕を感じられます。
佐倉選手も下半身をどっしり沈めてリラックスして打席に立っています。
スポーツをしたことがある人なら分かると思いますが無駄な力が入ると、結果につながりにくいです。
ですからリラックスして打席に立つことは結果を残す上で非常に重要です。
佐倉選手が導き出した独特な構えはさすがの一言です。
3人の構えを考察しましたが、共通して言えることはバッターボックスに入った時のオーラがものすごく不気味ということです。
どこに投げても撃たれそうなオーラが漂ってますし、佐倉選手はまだ高校1年世です。今後どのような成長曲線を描くのか非常に楽しみです。
尊敬する二人の高校通算ホームラン数は以下の通りです。
- 村上宗隆
- 52本塁打
- 森友哉
- 41本塁打
- 佐倉侠史朗
- 10本塁打(2022年3月31日時点)
佐倉侠史朗選手も高校通算10本と1年生にしては上出来の本数を打っています。
順調に試合を重ねれば村上選手や森選手の本数を抜くことは間違いありません。
偉大な先輩と同じような成長曲線を描けいてドラフト1位指名を掴み取ってほしいですね。
佐倉侠史朗は村上2世でソフトバンクのドラフト1位に期待!
佐倉侠史朗選手の将来性については理解して頂けかと思います。
それでは佐倉侠史朗選手の今後についてズバリ予言します!
まずは佐倉侠史朗選手のスカウト評から見ていきましょう。
佐倉侠史朗選手のスカウト評
まだ高校2年世ですがスカウトからの評価は上々です。
小川一夫GM補佐
1年生としては非常に能力が高く、バットの出が速い。(花巻東の)佐々木君と共通しているのは、パワーも柔軟性もある点。打つことに関しては楽しみで、可能性を見せてくれる。
九州国際大学付の佐倉君もいい。ひと冬、ふた冬超えて、大きな選手になって欲しい。
将来的には、ヤクルトの村上タイプになるのかなと、楽しみにしている。
九州国際大付の4番(佐倉)も1年生で、2年後が楽しみ。
多くのスカウトが評価をする中で課題を指摘するスカウトもいます。
バッティングに硬さがあり、まだ穴もたくさんあります。金属バットだから打てていますけど、今のままだと木製になって苦労するでしょう
スイング自体は強さがあっていいと思いますが、ちょっと動きが鈍い印象があります
佐倉侠史朗選手はまだ高校2年生です。
課題があるとはいえこれだけのスカウトが佐倉選手にコメントを残しているあたりに期待の大きさが伺えます。
ドラフト順位もこれからの活躍次第で大きく変わってきますが、これだけ期待されている2年生はなかなかいません。
ぜひドラフト1位指名されるような選手になることを期待しましょう。
福岡ソフトバンクから1位指名
福岡ソフトバンクの指名は完全な希望ではありますが、ソフトバンクには九州出身のスター選手がいます。
今宮選手や甲斐選手などの九州出身者が活躍することによってソフトバンクは常勝軍団を築くことができました。
しかし上記の2人はプロ経験10年以上でベテランの域に差し掛かってきます。
そこで新しい九州の顔として佐倉選手はうってつけの存在です。
ソフトバンクの2008年〜2018年のドラフト1位指名選手の九州出身割合は24%と約4人に1人です。
九州出身選手は注視している傾向にあります。
また王会長は特徴を持つ選手を好みます。
2010年のドラフト2位指名は秋山翔吾選手で固まっていましたが以下のやりとりで覆されました。
待て、(指名候補の中で)誰が一番(打球を)飛ばすんだ?
柳田です。
王会長の一言で「飛ばし」が魅力の柳田選手に指名が変更されました。
佐倉選手も長距離砲が魅力の選手です。今後の活躍次第ではソフトバンクからの指名も十分あり得ます。
九州出身者が活躍すればソフトバンクファンも盛り上がること間違いありません。
まだ気が早いですが、ソフトバンクのスター選手へと駆け上がることを期待しましょう。
ヤクルト村上2世の活躍
先ほども紹介しましたが佐倉選手はヤクルトの村上選手に憧れを抱いています。
ホームランを打つ姿も村上選手同様に豪快です。
100kgを超える巨漢から鋭いスイングが相手投手に威圧感を与えます。
打った瞬間の観客の歓声が印象的ですね。
村上選手も相手選手に与える威圧感は半端ではありません。
すごい弾道ですね(笑)
同じ福岡県出身者として憧れるのも納得です。
佐倉選手が同郷の村上選手と同じような活躍を期待してしまうのは私だけでしょうか?もちろん過度な期待は禁物ですが、佐倉選手にはそれだけの魅力があります。
2022年選抜高校野球大会では惜しくも浦和学院高校に敗れましたがベスト8進出に貢献しました。
期待されたホームランは出ませんでしたが、佐倉選手は大人の発言をしています。
長打が打てなかったことは全然気にしていない。
「チームの勝利に貢献できる一打を打てるように」と言われているし、ホームランはヒットの延長線上。
もっと高みを目指さなければいけない
ホームランよりチームの勝利に貢献できる一打を目指す心構えが高校生離れしています。
今後の村上選手級の活躍に期待しましょう。
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